活動内容

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月刊きょうされんTOMO【2018年12月号】特集「ともに生きる ともに創る~夢ある未来へ京都から~ 第41回全国大会in京都」

第41回全国大会in京都 総勢5500人が参加!

ともに生きる ともに創る
~夢ある未来へ京都から~
きょうされん第41回全国大会in京都(2018.9.21-22)
総勢5500人が参加し、新たな歴史のスタートに。

 きょうされんは去る9月21・22日の両日、第41回全国大会を京都国際会館にて開催し、約2000人の障害のある人をはじめ、ボランティアを含む5500人の参加者で大きな成功を収めました。きょうされん第41回全国大会in京都大会アピールは以下の通りです。

  ・第41回全国大会アピール(ルビ有).pdf

  ・第41回全国大会アピール(ルビ無).pdf

大会の様子は、大会実行委員会のフェイスブックページをご覧ください。
⇒ https://www.facebook.com/kyosaren.kyoto41/

大会HP ⇒ http://kyosaren-kyoto41.com/


第41回全国大会アピール

 「学校に行きたい、友だちがほしい」「どんなに障害の重い子どもたちにも教育を」という、障害児の教育権保障をめざす京都北部での先駆的な運動は瞬く間に全国にひろがり、1979年の養護学校義務制を実現させました。こうした運動のなかで開校された京都府立与謝の海養護学校(現在の与謝の海支援学校)では「1.すべての子どもにひとしく教育を保障する学校をつくろう。2.学校に子どもを合わせるのでなく、子どもに合った学校をつくろう。3.学校づくりは箱づくりではない、民主的な地域づくりである。」という教育理念が掲げられました。この理念は運動の大切さと公的な責任はいかにあるべきかを、半世紀を経た今なお、わたしたちに問いかけています。

 かつての障害児の教育権保障をめざす京都北部のエネルギーは、卒業後の進路保障をすすめる運動に引き継がれ、共同作業所づくり運動が京都各地でも生まれました。やがて、京都府における共同作業所に対する補助金は都道府県の中でも高い水準に到達し、全国の関係者を励ましました。その背景には、行政による努力はもちろんですが、それを後押ししたきょうされん京都支部のとりくみと会員事業所の結集、そして多くの関係団体のみなさんのご支援が欠かせませんでした。まさに協力・協同の運動があったからこそ実現できた成果でした。

 そして今ここに幕を閉じようとしている第41回全国大会も、まさに多くの関係団体と市民のみなさんに支えられ、無事にエンディングを迎えています。

 19年ぶりに京都で開催された本大会は、障害のある人約2000人をはじめ、ボランティアを含め、実に5500人の参加者で大きな成功を収めることができました。わが国が障害者権利条約を批准してから間もなく5年になります。本大会で一般公開した国際シンポジウムでは、国連障害者権利条約特別委員会の元議長であるドン・マッケイ氏と、国連障害者権利委員会の前委員長であるマリア・ソリダード氏を招き、世界水準から日本の障害施策のレベルを多くの市民のみなさんとともに検証しました。

 日本が2016年6月に国連に提出した政府報告には、障害者基本法第19条に基づき、国及び地方公共団体に対して障害者の優先雇用の施策を義務付けていることが明記されています。しかし、この1カ月間で浮かび上がってきたことは、実に国の行政機関の8割にものぼる中央省庁等で障害者手帳が交付されていない職員を「障害者」として雇用率に算定するといった、いわゆる「水増し」雇用問題でした。

 障害のある人の社会参加を促進するために、率先して民間の手本となるべき国の行政機関のこうした体たらくぶりは、権利条約の締約国として恥をさらしたようなものです。今月は国が定める「障害者雇用支援月間」ですが、実に空々しい限りです。

 また、旧優生保護法下での強制不妊手術問題や、大阪府寝屋川市と兵庫県三田市での相次ぐ現代版「座敷牢」とも言える障害者監禁事件など、障害のある人と家族をめぐる状況は、100年前にかの呉秀三氏が「我が国十何万の精神病者は実にこの病を受けたるの不幸の外に、この国に生れたるの不幸を重ぬるものと云ふべし」と指摘してから、基本的には何も変わらないというのが、わたしたちの実感です。

 さらに障害のある人の暮らしに追い打ちをかけているのが、今年も各地を襲った自然災害です。

 西日本を中心に全国に甚大な被害をもたらし、200人以上が犠牲となった7月の豪雨や、今月6日に北海道全域を襲った地震でも、亡くなった方の多くは避難が困難な方でした。そして、被災地では障害のある人が安心して身を寄せられる場所が少なく、多くの障害のある人や家族が、孤独な避難生活を強いられています。また、被災した施設や事業所の中には再開のめどが立たないところもあり、継続的な支援が必要とされています。

 このように、わたしたちは、全国各地で多くの障害のある人や家族が、生きるうえでの困難さに直面していることを実感しています。さらに、10月1日から生活保護基準の引き下げが始まります。だからこそ———

 「平和のうちに生存する権利」を守らねばならない。

 憲法9条と25条を守らねばならない。

 絶対に、憲法を変えてはいけない。

 本大会でお互いに確認した、障害のある人もない人も誰もがわけへだてなく生きていける社会、あたりまえの暮らしを創り出していく社会をめざしましょう。そのため、障害者権利条約を地域のすみずみに生かすとりくみを、さまざまな分野とつながることの大切さを柱に大きく広げましょう。

 わたしたちはこのことを、40年を超える運動の歴史と伝統を引き継ぎつつ、「ともに生きる ともに創る 夢ある未来へ」向けて、ここ京都から全国のみなさんに呼びかけます。

2018年9月22日

きょうされん第41回全国大会in京都 参加者一同

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