活動内容

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SSKS月刊きょうされん
TOMO

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TOMO4月号表紙

月刊きょうされんTOMO【2017年4月号】☆寄稿は女優・佐藤みゆきさん

「東日本大震災から6年」―熊本から

未曾有の被害をもたらした東日本大震災。あの日から6年の節目をむかえます。
きょうされんでは「きょうされんは一つ」を合言葉に、発災直後から支援活動を続けてきました。
しかし、いまだに多くの人が避難を余儀なくされているなど、復興はまだ途上です。
あの日、あの時を風化させることのないよう、多くの被害を受けた岩手、宮城、福島の3県、
昨年大きな地震が襲った熊本、鳥取から、「被災地の今」を寄稿してもらいます。

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熊本地震から間もなく1年が経ちます。県内における震災関連死は100人を超えています。建物の解体が進み、空き地が増え、家屋の修繕等もようやく業者が回ってくるようになり、被災者が入居していた物件にも少しずつ空き室が出始めています。一方で、町で見かける被災支援解体業者の車両と数多くの仮設住宅の存在が、震災の影響が続いていることを物語っています。今もなお事業所の障害のある人の中には、地震の写真や話題に触れることを嫌がったり、不調になる人もいます。

あの日、大きな前震と本震の2回は夜中に起こり、度重なる強い余震に皆おびえました。震災直後、事業所の職員は被害状況を把握し、障害のある仲間の安否確認に、物資を持って訪問したり、電話で励ましあったりしました。家やグループホームは崩れ、水や電気は止まり、誰かの助けと配慮がなければ避難や避難所生活はできませんでしたが、福祉避難所は機能せず、指定避難所もまた障害への配慮が難しく、過ごせませんでした。
そのため、事業所では、障害のある仲間や家族を受け入れたり、全国の関係者から集まる救援物資の拠点を担いました。また、事業所が開所できない間の給付費の保障を求め、県へ要望したり、被害が大きい事業所へ互いに職員を派遣し支え合いました。

被災地障害者センターくまもと、JDF熊本支援センターは、現在も障害のある人の支援活動を続けています。また、きょうされん熊本支部顧問の大学教授は、仮設住宅の住民や子どもたちを対象に、学生らと住民自治やコミュニティに関連した活動を続け、あらゆる課題を見出されています。熊本障害フォーラム(KDF)は、障害者の被災時の困ったことの聞き取りをあらためて行ないました。
 
震災から1年が経過しようとしている今日、地震の話題や防災に向けた取り組みへの意識が薄まってきているように感じます。
自然災害などの緊急時に、障害のある人への配慮や早急な安全の確保ができる社会は、日ごろから誰もが自分らしく暮らせる社会と言えるはずです。障害のある人をはじめ地域住民すべての人の命が守られるような防災対策や環境の整備が求められます。日頃からの住民自治の充実や、わたしたち障害者団体の被災時の役割の位置づけと機能を発揮できる仕組みづくりも大切です。

この熊本地震で障害のある人が困った実態を忘れず、繰り返さない仕組みづくりをわたしたちは考えていきます。被災の実態や支援活動を全国の皆さんと共有し、日ごろの備えについて考える機会となることを願います。

(熊本県・ワークセンターやまびこ/きょうされん熊本支部事務局長 藤本知也)

各地から寄せられた支援物資

寄せられた応援の幕

 

 

 

 

 

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なお、きょうされんでは、以前から要望のあったオリジナル防災グッズを取り扱っています。
東日本大震災経験者を交えての商品検討を重ね、充実したラインナップとなっております。
ぜひ、この機会にきょうされん防災グッズをお買い求めください。
詳しくはきょうされん事務局、またはTOMO市場まで。

「東日本大震災から6年」―岩手から
「東日本大震災から6年」―宮城から

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